千葉県では学区制を採用しています。全県を9学区に分け、普通科については住んでいる学区とその学区に隣接する学区内にある高校を受験することができます。(市立高校は別途制限があります) 専門学科の場合は学区に制限がなく、県内のどの高校も受験することができます。
試験は2月下旬に2日間で行われ、1日目に国語(50分)・数学(50分)・英語(60分)、2日目に理科(50分)、社会(50分)が実施されます。
これに加えて、2日目の学力検査終了後に学校設定検査も実施します。学校設定検査は各高校において、面接や自己表現などの検査のうちからいずれか1つ以上の検査を実施することになっています。
調査書、学力検査、学校設定検査のそれぞれを点数化し、総得点で選抜します。
調査書
調査書は9教科(5段階)の全学年の評定の合計値(45✕3学年分=135点)にKの数値を乗算します。Kの数値は原則として1ですが、高校ごとに学校の特色に応じて0.5~2の範囲内で別に定めることができます。
学力検査
学力検査は基本的に5教科500点満点ですが、理数科や国際関係に関する学科は1.5または2倍の傾斜配点を採用することもできます。地域連携アクティブスクールなど、国語・数学・英語の3教科で実施する学校もあります。
学校設定検査
学校設定検査は面接、集団討論、自己表現、作文、小論文、適性検査、学校独自問題による検査及びその他の検査のうちから、いずれか1つ以上の検査を各高校で実施します。配点は10点~100点の間で各高校が決めることになっています。2つ以上実施する場合は150点が上限となります。(専門学科で適性検査を2つ以上と面接を実施する高校は200点が上限となります。)
※各高校は学校の特色を重視した2段階の選抜を行うことができます。2段階の選抜を行う際、調査書の評定と加点、学校設定検査について、それぞれ1段階目で算出した得点に各高校で定めた係数(k1・k2・k3・k4)をかけ、配点を変更できます。ただし、2段階目においても配点の上限は1段階目の配点の上限を超えることはできません。
k1・・・調査書の評定の全学年の合計値にKを乗じた数値に乗じる係数
k2・・・調査書の記載事項の加点に乗じる係数
k3・・・学校設定検査の得点に乗じる係数
k4・・・学力検査の得点に乗じる係数
1段階目 (募集人数の100~80%) |
2段階目 (同20~0%) |
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学力検査 | 5教科 各100点=500点 (理数科・国際関係に関する学科は傾斜配点も可) |
△△点✕k4 | |
調査票 | 評定 | 135✕K=○○点 K=0.5~2 (原則はK=1とする) |
○○点✕k1 |
加点 | 0~50点=□□点 特別活動・部活動・各種検定等 |
□□点✕k2 | |
学校設定検査 | ◇◇点 1検査:10~100点 2検査以上:合計150点まで (適性検査を2つ以上と面接を行う専門学科は合計200点まで) |
◇◇点✕k3 |
※学力検査の傾斜配点、Kの数値、調査書記載事項の加点、学校設定検査の配点、2段階目の選抜時の係数(k1・k2・k3・k4)は各高校が設定
※Kの数値は原則として1(ただし、高校ごとに学校の特色に応じて0.5~2の範囲内で別に設定可能)
※2段階目の選抜時の係数k1・k2・k3は1以上の数値、k4は1以上1.5以下の数値
千葉県立高校の入試は学力重視の選抜になっています。
Vもぎで正確な自分の学力を確認しておきましょう。