説明会についての話の前に、まず受験生が高校を直接訪問できる行事にはどんなものがあるのかについて紹介しましょう。また、事前にどんなことを調べておけばよいのか、学校訪問の際にはどんな点をチェックすればよいのかについても確認しておきましょう。
高校が受験生や保護者を対象に行う説明会です。高校が主催する学校説明会以外にも、複数の高校が合同で開催する合同説明会があります。説明会の名称はまちまちですが、早いところでは例年6月頃から始まります。高校の教育方針やカリキュラム、高校生活全般やクラブ活動、卒業生の進学実績について話を聞くことができます。施設や授業の見学ができる場合もあります。
また、秋以降の説明会では入試に関する細かな説明がある高校が多くなっています。入試問題の傾向や推薦基準など具体的な情報を得ることができますので、必ず参加しましょう。同時に個別相談会を実施する高校もあります。
説明会や個別相談会に参加するには、多くの学校でホームページから申込をする形式をとっています。人気校や上位校はすぐに満席となってしまうこともあるため、情報はこまめにチェックし、早めに申し込むようにしましょう。
高校での勉強は、中学とはかなり違う場合が多いため、受験する前に高校での授業内容を体験しておくことは、とても有意義です。当日は、高校施設の見学をはじめ、実際の授業を体験したり、英会話やLL授業を体験したりと、楽しみながらひと通りの体験ができるようになっています。入学後の学習を実感できる貴重な機会ですから、ぜひ参加しましょう。
多くの高校で文化祭・体育祭などの学校行事が一般公開されています(体育祭は春に行ったり、非公開にしている高校もあります)。在校生の普段の姿を見ることができ、パンフレットだけではわからない高校の雰囲気や生徒たちの活気を肌で感じることができます。在校生の様子やイベント内容などから学校のカラーもわかります。
文化祭や体育祭などの学校行事は、実際に自分の目で確かめたり体験することによって、高校生活を具体的に思い描くことができる良い機会です。また、高校によってはミニ説明会や相談コーナーを設けている場合もあります。