高校は、運営している主体によって私立高校、公立高校、国立高校の3種類があります。それぞれの高校の特徴を理解して、自分にはどんな高校が合っているかを探っていきましょう。
国立高校 | 公立高校 | 私立高校 | |
---|---|---|---|
学習面 | 少人数制で、学習面の個人指導や成績管理も充実している。 | 1、2年は共通の授業で、3年で進路別の授業選択やクラス編成をする学校が多い。最近では進学指導に重点を置いた学校も出てきている。 | 主要教科の授業時間を多くしたり、1、2年からコース制導入、習熟度別授業の実施、補習の徹底など、各校独自の工夫がある。 |
生活面 | 生徒の自主性尊重だが、規律などには厳しい。ほとんどの学校が制服着用。 | 伝統校は自主性尊重で規則はわりにゆるやかだが、最近では生活指導を強化する学校も増えている。制服がある学校が多い中、服装は自由か標準服着用というところもある。 | 宗教・情操教育に特色がある学校やしつけ重視の学校が多く、一般に生活指導が厳しい。ほとんどの学校に制服がある。靴・鞄を指定し、髪型も規定する学校が多い。 |
進路指導 | 普通校では、大学進学を前提に、生徒それぞれの個性と適性を見い出していく指導が行われている。 | どの学校でも進路指導は工夫しているが、基本的に生徒自身の努力にまかせられる。普通科の進学実績では、上位校と下位校の差が大きい。 | 学校の特色として、公立ではできない徹底した大学進学指導をする学校が目立つ。就職指導も、優れた設備で技術や資格取得に力を入れたり、礼儀・マナーの徹底した指導がある。 |
大学進学 の特典 |
基本的に併設大への優先はなし。いくつかの大学への推薦枠は利用できる。 | 学校によって、いくつかの大学・短大への推薦枠をもっているので、成績がよければ利用できる。 | 付属校は、系列の大学・短大へ優先入学できる(優先条件は学校によりさまざま)。 |
クラブ活動 | いろいろなクラブがあり、併設の大学とつながりのあるクラブもある。 | 授業時間内の必須クラブと放課後のクラブ、他に同好会もある。生徒の自主的な運営が多い。 | 学校の特色のひとつとしてクラブに力を入れる学校がある。全国的な有名クラブも私立が多く、設備が充実し、練習のレベルも高い。 |
年間納入金 | 入学金・・・56,400円 授業料・・・115,200円 その他・・・約15~25万円 総額・・・30~40万円程度と推定 |
入学金・・・5,650円 授業料・・・118,800円 PTA会費、他・・・約10~20万円 総額・・・20~30万円程度と推定 |
初年度納入金平均(令和3年度状況) 東京都私立高校 平均約93万円 埼玉県私立高校 平均約83万円 神奈川県私立高校 平均約95万円 千葉県私立高校 平均約75万円 |
受験費用 | 9,800円 | 2,200円 | 1~3万円 |
次は、チェックポイント